Webエンジニアとして活躍するために

成功:情報収集がしっかりできている

同じIT業界でもSIerとWeb業界ではスキルセットが違うので、軽い気持ちでSIerからWeb業界へ転職するのは失敗のもとですが、逆に言えばしっかりとした準備をしていけば成功することも十分に可能です。では、SIerからWeb業界への転向で成功する人が行っている準備とはどのようなものでしょうか。

成功:情報収集がしっかりできている

Web業界についての情報収集はつねに欠かさない

Web業界についての情報収集はつねに欠かさないIT業界で働く人向けのセミナーや勉強会は各所で開かれています。企業によっては参加費を補助するなどして社員の育成に役立てるケースもありますが、基本的に参加するかしないかは個人の判断によるところが大きいものです。
業務の型が完成しているSIerの場合、慣れてしまえばそのやり方を継続していくだけで仕事は成り立つので、スキルアップに対する意識が薄れてしまいがちです。しかし、SIerのエンジニアでも普段からセミナーや勉強会などでWebエンジニアとの交流がある人は、業界の最新事情や現場の状況などについての情報収集ができるので、エンジニアとしての向上心を刺激されてスキルアップに向けた努力をするようになり、Web業界へ転向してから成功するケースも見受けられます。

成功する人は現状維持に対する問題意識がある

流れが早いと言われているIT業界の中でも特に早いWeb業界で活躍するためには、スキルアップへの意識を保ち続けることが欠かせません。SIerからWeb業界への転向を成功させる人は、SIerの環境下ではスキルアップにならないということに対する問題意識を持ち、目先の業務上必要ないような最新技術や情報に進んで触れるという行動力があります。どちらにしてもWebエンジニアになると主体的に行動することを求められるシーンが多くなるので、どんな環境であってもそれができるというのは強みになります。

年齢が若いうちに行動を起こす

ITエンジニア全般に言えることですが、ステップアップのための転職で大きな壁になるのが年齢です。よほど突出したスキルがあるなら別ですが、30歳を境に年齢が上がれば上がるほど転職が不利になるのは事実です。SIerからWeb業界への転向で、SIerのキャリアが長いことがプラスの評価になることはあまりなく、柔軟性のある若いうちに行動している人の方が成功しやすい傾向があります。その背景には、Web業界そのものがまだ若く、主力となるメンバーの平均年齢も低めということで、年齢が上でスキルの古い人は扱いにくいという事情もあります。
スキルセットのレベルが高く、まだまだ成長したい気持ちを持ったエンジニアは、SIerでは満足しきれずに転職を考えるようになり、個人に与えられる裁量が大きい小規模企業を選ぶことが多いようです。成功する人に共通して言えることは、成長するための行動を惜しまないというところなのかもしれません。